先に説明したスートラと呼ばれる形式の文献には、
6種類あると言われています。
それを述べたシュローカ(詩句)が以下です。
それを述べたシュローカ(詩句)が以下です。
संज्ञा च परिभाषा च विधिर्नियम एव च ।
अतिदेशोऽधिकारश्च षड्विधं सूत्रलक्षणम् ॥
saṃjñā ca paribhāṣā ca vidhirniyama eva ca |
atideśo:'dhikāraśca ṣaḍvidhaṃ sūtralakṣaṇam ||
スートラの種類は6種類
1.サンニャー(संज्ञा [saṃjñā])・スートラ
他のスートラで使われる特殊な用語の定義をするスートラ。
2.パリバーシャー(परिभाषा [paribhāṣā])・スートラ
他のスートラの解釈において、特殊な解釈が必要な時、それを提供するスートラ。
3.ヴィディ(विधिः [vidhiḥ])・スートラ
言葉に変化を起こすルールが言い表されているスートラ。
4.ニヤマ(नियमः [niyamaḥ])・スートラ
他のスートラの有効範囲を限定する為のスートラ。
5.アティデーシャ(अतिदेशः [atideśaḥ])・スートラ
他のスートラの有効範囲を拡張するためのスートラ。
6.アディカーラ(अधिकारः [adhikāraḥ])・スートラ
後ろに続く複数のスートラの主題を表すスートラ。
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これで6種類です。
あと、もう1種類付け足すとしたら、
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これで6種類です。
4000あるパーニニ・スートラも、6種類に分類出来ます。
あと、もう1種類付け足すとしたら、
7.ニシェーダ(निषेधः [niṣedhaḥ])・スートラ
他のスートラで言われた決まりについて、例外的に適用範囲外にある事項を述べたスートラ。
Q:
4のニヤマと、7のニシェーダの違いは?
A:
ニヤマは、「適用範囲はこれだけです。」という言い表し方で、
適用範囲外の項目は暗に理解される。
ニシェーダはその逆で、「これには適用されません」という言い表し方で、
適用範囲外の項目をそのまま述べている。
という違いです。
Q:
4のニヤマと、7のニシェーダの違いは?
A:
ニヤマは、「適用範囲はこれだけです。」という言い表し方で、
適用範囲外の項目は暗に理解される。
ニシェーダはその逆で、「これには適用されません」という言い表し方で、
適用範囲外の項目をそのまま述べている。
という違いです。
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